今週のお題「おとうさん」
お父さん
うぅ~ん?
お父さんと呼ばなくなって
何十年になるのかな~?
ずっと『とう』と呼んでる
( 語尾上がり気味にね )
嫌いだからじゃないよ。
うちが変わってるのか
母を『かあ』
姉を『ねえ』
と略して呼んでるだけ。
短い方が楽だからね。
父との思い出①
父は
仕事は他にしてたけど、
自分で家を
建てれる人だったから
( 趣味でね )
子供のころ住んでた家は
父が建てた家だった。
住居の他に物置が3棟
それも住居と
同じような大きさのが
あっ、でも金持ちではない
ド田舎で回りに家がないから
森を切り開いて
建てていただけ
隣行くのに歩いて20分以上かかり
時々畑に熊がいたりする
山の中の家
まぁそこも廃村で
もうないけどね。
よく建ててる父の傍で
遊んでいた。
一度釘のささってる板を
踏んでしまい
足の裏に穴空いたことある。
あと悪さすると物置に
閉じ込められた。
そこ蛇がいて
気持ち悪かったんだよね
お蔭で蛇は掴めるようになった
( 毒蛇は無理だけど )
父との思い出②
高校生の時
就職するまでに整形したい
と父に言ったことがある。
その時の言葉が
今も忘れられない
『二十歳までは子供の
健康は親の責任、
病気でもないのに
手術なんてさせられない。
二十歳過ぎて
自分で働いて
お金貯めたら
自由にしていい。
でもな、その人の性格は
顔にでる。
どんなに綺麗になろうとも
性格が悪ければ
ブスはブスのままだ。
本当に綺麗になりたければ
顔直す前に性格直せ』
これ言われたときは
ショックだったね~
だって自分の親に
顔も悪いが性格も悪い
って言われたんだから。
でもこの年になると
その通りだな~と感じる
あの頃の私は
反抗ばかりしていたからね。
父との思い出③
この思い出は書いて
大丈夫なのかな~
もう約40年前だから
( 約だよ約、あくまでも )
時効だね。
卒業式が終わった日の夜
夕食後に
父が私の目の前に
ウイスキーのボトルを置いて
こう言った
『就職したら、付き合いとかで
飲むことあるから
好きなだけ飲んでみて
自分の適量を覚えろ』
飲んでいいと言われたら
飲むよね~で、翌日
『お前は7杯目まで平気そうだったが
8杯目からはおかしかった。
お前は女なのだから
人前で酔っぱらうような
真似はするな。
人前では5杯以上飲むな』
と言われて、
その後、いろいろと
飲みに行っても
酔い始めると
それ以上飲む気になれなくなった。
周りに酔った人がいると
酔いがサーと引いていき
介抱に回ってしまうのだ。
恐るべし親の刷り込み!
他にも思い出はあるが
父も85を過ぎ
入院とかが増えた
今月も手術することになっている
以前の手術では
術中に心臓が止まり
私たちを心配させたが
今回は無事に終わって欲しい
もう少し子供でいさせてください
頼みます
ね、お父さん💙